全国安全週間
2015年07月6日
お仕事中の皆様、お疲れ様です。
また、ブログをご覧いただいてくださいます皆様、いつもありがとうございます。
今月1日定例の全体会議が行われました。
7月1日より1週間全国安全週間ということもあり、社長の挨拶もヘルメット着用の必然性や、KY活動等、日常行われている安全活動について、今一度再確認する内容と交通事故にはくれぐれも注意するよう呼びかけがありました。
また、「労働安全衛生法」が改正され社員へ資料を配り説明がありました。
その他、各講習会受講者等の発表…今月は多かったですが…などがあり、通常より少し長めの会議となりました。
ちょうどその後、タイムリーな回覧資料が回ってきたので、少しご紹介いたします(^o^)
みなさん「ヒューマンエラー」ってご存知ですか?エラーというとコンピューターなどの機械関係を思い浮かぶ人が多いかと思いますが、「ヒューマンエラー」とは字のごとく「人のエラー」=「人が起こすエラー」の事です。
人は必ずエラーをします。体調や、注意力、感情等が一定ではないため、これは誰にでも起こり、すべてのエラーを防ぐことはできないそうです。ただ、エラーをすることを前提に行動すれば重大な事故や災害に発展せず、大きな影響を及ぼすのを防ぐこともできるという内容でした。
その為にまず「異常に気づく能力」を高めていくことが大切だそうです。
その能力とは
1.異常検知能力(異常に気づく力)・・・この能力を高めればエラーそのものやエラーによる異常にいち早くきづいて影響が出る前に止められる可能性が高まる。
2.異常源探知力(異常の発端と範囲を特定できる能力)・・・エラーなどで異常が起きた場合、エラーの発端箇所や影響を受けた範囲を把握する能力。
3.確実実行力(エラーをせずに作業できる能力)・・・エラーをしない能力で、エラーを減らすために大切。しかしエラーはゼロにはできず、自分がエラーをしなくとも、たくさんの人の関わり合いで仕事をしていく職場の現状から、他の人のエラーに気づく能力が重要となる。
の3点がとても重要だそうです。これは個人でも高めていける能力でもありますが、個人または職場でも異常を見つけるためには、その為の工夫も大事なことだそうです。
その工夫例として、
(1)整理整頓とポップアウト効果・・・物が正しく整った状態を決めておくと、それがなかった場合などの異常が発見しやすくなります。また、違う物や事が浮き出るように見えるポップアウト効果を活用するのもよいそうです。
(2)マニュアルは表形式が迷わない・・・マニュアル類でのフローチャートは一見わかりやすいようでわかりにくいので、表形式のマニュアルにしたほうが理解しやすいようです。
(3)選び間違いのエラーには手がかりを増やす・・・形状が似ているが仕様や能力が違う物の場合、色や形、表示などの違いを付けることで手がかりを増やす。(例えばアクセルとブレーキなど真逆のスイッチが隣接しているケースは多い。そのため色だけでなく形も変えるなどの手がかりを増やすとよい。)
そのほかにもいくつかの工夫がありましたが、自分たちのできることから始めていくことが重要なんだということ、また、少しの工夫でも「ヒューマンエラー」を防げることができるということがわかりました。
自分も気を付けていても間違いやミスがありますが、同じ作業を淡々としているだけでなく、仕事の方法を工夫していくことも安全作業には、大切なことなんだと思いました。
皆さんも、今一度自分の仕事内容を見直してみるのもいいことかもしれませんね(^^)/
ではまた☆